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2010年度第7回アンベードカル研究会

開催日時2010年11月15日(月)16:45-19:15
場所龍谷大学大宮キャンパス清風館3階306号室
報告者志賀美和子(龍谷大学現代インド研究センター研究員)
報告題目2010年度南インド・Dalit/仏教徒実態調査報告

 

11月15日(月)16:45から、龍谷大学大宮キャンパス清風館306号室にて、第7回アンベードカル研究会が開催された。

今回は、予定を変更し、志賀研究員と佐藤智水文学部教授(拠点構成員)が10月16日から27日に渡って実施した南インドのダリット実態調査について、志賀研究員から調査報告がなされた。

まず、ダリットの生活水準の向上、とりわけ改宗仏教徒の間に経済状況の改善が顕著にみられる点が報告された。しかしその一方で、依然として、ダリットの経済状況は他コミュニティに比べて相対的に低く、また、社会的な差別構造も根強く残存している事実が指摘された。その中で、仏教への改宗が、ダリットの団結の核として機能するのみならず、ダリットたちの自尊心、肯定的アイデンティティの構築に大きく寄与し、そのことが反対に、他コミュニティとの峻別を引き起こし、将来的に新たなコミュナル対立の火種となるのではないかとの懸念が表明された。

佐藤智水氏からは、アンベードカルという人物の存在もまた、ダリットのリーダーとしてのみならずインド憲法起草者でもあるという事実により、ダリットたちの自尊心、アイデンティティ形成に大きな影響を与えているのではないかとの指摘がなされた。