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2011年1月17日 2010年度第9回アンベードカル研究会

開催日時2011年1月17日(月)16:45~18:45
場所龍谷大学大宮キャンパス清風館3階306号室
報告者参加者全員
報告題目アンベードカル著「ブッダとそのダンマ」書評

1月17日(月)に、龍谷大学大宮キャンパス清風館306号室にて、2010年度第9回アンベードカル研究会が開催された。

今回から、アンベードカルの数ある著作の中で、とりわけダリット改宗仏教徒の思想的・信仰上の拠り所となっているとされる、“The Buddha and His Dhamma"(Dr. Babasaheb Ambedkar Writings and Speeches, vol. 11. Education Department, Government of Maharashtra, 1992)を参加者全員で予め講読し、その内容を分析検討することとなった。

同書の第一部は、ブッダの生涯が記述されているが、その内容が、ブッダにまつわる有名なエピソードのうち、奇跡譚が除外されている点に、ブッダの人間性、非神聖性を強調し、一神教に特徴的な神の絶対性、無謬性を否定するというアンベードカルの意図が読み取れるのではないかとの指摘がなされた。また、ブッダが出家した理由が、水利権とめぐる隣国との戦争を回避することにあったとされている点に、来世よりも現世の改善を志向するものとして仏教を再構築しようとする、アンベードカル自身の姿勢が投影されているのではないかとの意見があがった。