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The Center for South Asian Studies(RINDAS)

南アジア研究センター

研究活動

2019年度第1回RINDASセミナー「中世ヒンドゥー教とはなにか」

日時
2019年4月20日(土) 14:00~17:30
場所
龍谷大学大宮キャンパス 西黌(せいこう)2階・大会議室
【プログラム】: 手嶋英貴(京都文教大学)「ヴェーダの伝統とヒンドゥー教―両者の関係を問いなおす」 ヒンドゥー教は「バラモン教(ヴェーダの宗教)が民間信仰等と混交し発展したもの」と説明されることが多い。だがそれは史実に照らして妥当な理解と言えるだろうか。本報告では金石資料や、玄奘に関する伝記『慈恩伝』等から中世インド王権儀礼の記述を紹介するとともに、上の問いを起点としてヴェーダとヒンドゥー教の関係を再考したい。   高島淳(東京外国語大学)「絶対者とヒンドゥー教」 一般のヒンドゥー教のイメージは雑多な神々を崇拝している多神教というものであろうが、唯一無限の絶対神の信仰を中心とする宗教としても理解できる。絶対神の超越性と内在性を二つの軸として、バクティという神への熱烈な愛と、タントリズムという自己を人格的絶対者と合一させる技法という二つの側面からヒンドゥー教を見ていきたい。 【司会】:若原雄昭 (龍谷大学) 【使用言語】:日本語